- 2015年、あけましておめでとうございます。
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- 昨年もたくさんの動物、人、場所、出来事など多くの出会いに恵まれ、
- 貴重な経験をさせていただいた1年でした。
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- その中でも10月22日に開催されました
- 「日野原重明先生の103歳Birthday」をお祝いする会に出席し、
- 偶然にもお手紙を直接お渡しする幸運に恵まれましたことは、
- 今、思い出しても奇跡だったと感じています。
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- 数年前、日野原先生が講師をされました
- 上智大学での勉強会ではグリーフケアだけでなく
- 「人の生き方」そのものを教えていただきました。
- そして何歳になっても新しい発見があり、
- チャレンジできることを103歳になられた日野原先生自らが
- その姿勢を見せてくださることはなにより私にとって大きな勇気です。
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- 「病気を診て病人を診ず」と日野原先生は著書でおっしゃっています。
- 高度医療の発展とともに医療者が病気に集中するあまり、
- 患者さんご自身の生きる質や喜びを軽視する医療になり、
- 心が死んでしまう危険があるのだと。
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- 動物も人もどのように持っている寿命を最期まで生き抜くかを
- 医療と生活の質と両面から真剣に考えていかなくてはならない時代と感じます。
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- 2015年、私は獣医師として出会った動物が「人と出会って良かった」
- 心からそう感じながら最期のときを迎えられるよう、
- 動物医療グリーフケアの視点から動物のこころのメッセンジャーとして
- さらに力を注いでいきたいと思います。
- 高度医療の発展は幸せですが、決して「病気」だけを診る動物医療にならず、
- ○○ちゃんという動物そのものの心と体を大切にできる動物医療を目指します。
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- 今年も動物と人の「安全基地」を守れますよう全力でがんばります。
- どうぞよろしくお願いいたします。
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- ・ ・ ・ ・ ・・・2015年1月10日 ・ ・ ・阿部美奈子
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マレーシア滞在期間中の対応について(飼い主様向け)
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マレーシア滞在期間中の対応について(動物医療関係者向け)
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