2021年12月12日開催
第4回動物医療グリーフケアフォーラム〜Via zoom〜
家族とともにつくる only one の医療を目指して
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Welcome to
Zoom Online Live Veterinary Grief Care Forum 2021!!!
動物医療グリーフケアアドバイザー 獣医師 阿部美奈子
第4回動物医療グリーフケアフォーラムへのご参加ありがとうございます。
昨年、マレーシアでのジャングルフォーラム(笑)をコロナによるロックダウンで断念。あれから1年、今年こそはと期待していましたが、残念ながら今年もマレーシアフォーラム叶わず。
第4回となる今年も、Zoomオンラインライブフォーラム開催を決意いたしました。昨年、Zoomだからこそ日本、マレーシア両国からのご参加で実現した「12時間」という驚異的なフォーラムから早1年。今年もまた、全国よりスクリーンに集まり、セミナー、座談会、症例検討会を通してハッピーエンディングを真剣に考えながら、笑いと涙で溢れる時間になると思います。
そして…来年こそはジャングルフォーラムに期待してください。
「動物医療グリーフケア」の商標登録を認可されました!!!
ペットロスカウンセリングを学びながら、グリーフケアと出会い、ペットの生きているときに必要な生前のグリーフケアをメインに誕生した「動物医療グリーフケア」。
動物病院で「待合室診療」を始めてから18年、本当にたくさんの動物、家族、動物病院スタッフに出会い、試行錯誤で始めた「動物医療グリーフケア」は貴重な体験を通し、成長させていただくことができました。
昨年は「動物医療グリーフケア」を伝える一冊「犬と私の交換日記」の発刊が実現、今年は「商標登録」も認められ、大きな喜びとともに今後、後継者育成へ気の引き締まる思いです。
全国に「動物医療グリーフケアアドバイザー」を配置したい!!!
高度な医療とともにどうしても病気目線が進行、病気を診ることが先行してしまう傾向があります。
ペットに「がん」が発見され、衝撃とともに悲痛というグリーフを抱え、思考力が低下するなか出口の見えない世界で笑顔の消えた生活になっている飼い主さんに多く出会います。
ペットは「がん」を知りません。
ペットは「がん」を告知されても関係なくまっすぐ生きていきます。それゆえにペットの最大のグリーフは目の前の景色が今までの幸せな日常と変わってしまうことで発生します。大好きな人がグリーフを抱え、自分を見つめる目や顔の表情、名前を呼ぶ声、話しかけられる言葉の響きなど、今まで安全感を届けてくれたメッセージをペットが喪失してしまった日常。
ペットは個々に違うハッピーライフを生きてきた命。「がんちゃん」ではない!!!
人がペットに「がん」というレッテルを貼っていることに気づき、主役を目の前の〇〇ちゃんに。
出会いのStoryも名前の意味も知らず、この子自身のことをなにも知らないままに、気づくと「がん」の治療を進めていた動物医療に、心と体の両面を癒す「動物医療グリーフケア」の普及を。
ペットと家族のハッピーライフを応援するホームドクターとなることはペットと家族だけではなく医療者自身のグリーフケアとなり命の現場に幸せをフォードバックしてくれるでしょう。
2021年締めくくりとなるフォーラムではペットの心を「がん」にしない動物医療をお伝えします。
タイムテーブル(1)
9:25〜9:30
事務局よりアナウンス
9:30〜9:40
開会:主催者挨拶(合同会社Always 代表 阿部美奈子)
9:40〜9:45
座談会での質問受付に関するアナウンス
9:45〜10:45
小林哲也先生講義(60分)
小林 哲也 Tetsuya Kobayashi
公益財団法人日本小動物医療センター附属 日本小動物がんセンター センター長。
一般社団法人獣医がん臨床研究グループ(JVCOG)代表理事。
乳がんで苦しむ猫をゼロにするプロジェクト「キャットリボン運動」を展開し、
獣医師・飼い主さんに向けて猫の乳がんの正しい知識の普及啓発を行っている。
◎経歴
1998年 米国ノースカロライナ州立大学獣医学部腫瘍科レジデント課程、および修士課程を開始。
2001年 同大学レジデント課程および修士課程を修了。
米国獣医内科学専門医(腫瘍学)として認定(日本人第 1号)
2002年〜 日本獣医生命科学大学非常勤講師
2011年〜 日本獣医学専門医奨学基金(JFVSS)代表理事
2014年〜 ねこ医学会( JSFM)理事
2015年〜 アジア獣医内科学専門医(小動物)
10:50〜11:50
阿部美奈子先生講義(60分)
阿部 美奈子 Minako Abe
動物医療グリーフケアアドバイサー。
合同会社Always代表。マレーシア在住。
日本各地で待合室診療のほか、セミナー及び各種講演会を開催。ペット終活アドバイザー資格取得講座、動物医療グリーフケアアドバイザーコース等、人材育成に力を注いでいる。
◎経歴
1993年 臨床を離れる。ホームステイ協会会員 受け入れ 30ヶ国以上
2004年 復職〜ペットロスカウンセリングの研究
ペットロスカウンセリング実践
2005年 グリーフカウンセリングの研究「動物医療グリーフケア」を構築
専門学校講師、学校動物の診療、セミナー活動開始
2006年 待合室診療開始「生前のグリーフケア」を実践
2010年~ マレーシアへ移住。日本とマレーシア間、遠距離通勤スタート
2019年~ 合同会社 Always設立
2021年~ 「動物医療グリーフケア」商標登録完了
◎座右の銘
ペットの“病気”ではなく、病気の“ペット”を診る
タイムテーブル(2)
11:50〜12:50
休憩(60分)マレー シア情報配信
12:55〜13:55
講師T&Mによる座談会
14:00〜14:05
症例検討に関するアナウンス 座長紹介
橋本夏彦(草津犬猫病院)
林原亮(はやしばら動物病院)
新木美和(動物病院ちいさい仲間•おおきい仲間)
《事務局メンバー紹介は下記へ〜クリック》
14:05〜15:20
症例検討《1》(座長:林原亮)
・症例検討1〜鶴野麻衣(つるかめペットクリニック)
・症例検討2〜中山かおり(イオン動物病院与野)
・症例検討3〜鈴木章子(ふぅ動物病院)
〜阿部美奈子先生コメント
15:20〜16:10
症例検討《2》(座長:新木美和)
・症例検討4〜田嶋ちひろ(イオン動物病院ナゴヤドーム前)
・症例検討5〜鴻池友(ノア動物病院城東センター病院)
〜阿部美奈子先生コメント
16:10〜16:30
休憩(20分)
16:30〜17:45
症例検討《3》(座長:橋本夏彦)
・症例検討6〜青山沙希(ファーブル動物医療センター)
・症例検討7〜金井優佳(あす動物病院)
・症例検討8〜小野沢栄里(日本獣医生命科学大学)
症例検討《4》(座長:林原亮)
・症例検討9〜鈴木成幸、後藤友実香(ブレイス動物の病院)
・症例検討10〜森田大樹(みかん動物病院)
〜阿部美奈子先生コメント
18:40〜18:50
総括
18:50〜19:00
集合写真〜閉会
《フォーラム後記》
第4回動物医療グリーフケアフォーラム開催!!!
Zoomライブに、1日通して減ることなく100名以上の参加者👍👍👍
動物医療グリーフケアフォーラムでは、参加者がカメラオンでお顔出ししてくれるから一体感が半端ないです😊😊😊
朝9時半から10時間近くがあっという間に過ぎて、今年も本当に楽しかったです。
小林先生のセミナーでスタート。
参加者はあっという間に、こばてつトークに引き込まれ、私もますますモチベーションアップ😁
私のセミナーでは、今年出会ったガンとともに生きた猫「そら」の生き方が示す動物医療グリーフケアのエビデンスを共有できました。
昼休憩直前に関東地方で地震、これもグリーフでしたが、その後、座談会、10例の発表、アドバイス…と、熱い熱い時間は続行。
スクリーン上に見える参加者の真剣なまなざしに、私も、伝えたいことを思いきり発信できました。
「ペットが主役」の動物医療。
ガンになってもペットはまっすぐ生きている、この命の最終章が大好きな人から名前を呼ばれ、いっぱい褒めてもらえる、そんな毎日になりますように。
2021年締めくくるとっても幸せな時間でした。
今は心地よい疲労感に包まれています。
大勢のご参加、ありがとうございました!!!
来年こそ、マレーシアフォーラムができますように。
事務局メンバー紹介
▶新木 美和(北海道:動物病院ちいさい仲間・おおきい仲間 獣医師)
癌という響きはどうしてこうも重いのでしょう。自分を含めて飼い主の心の痛みは計り知れず、打ちのめされます。それでも動物は純粋に前だけを向いて生きていきます。
残された時間の中で動物と飼い主が自分たちらしくあるために、私たちができることはまだたくさんあるはず。
それを探す旅に皆さまと一緒に出かけたいと思います。
▶上境 依理子(大阪府:いしづか動物病院 獣医師)
このフォーラムだからこそ感じられる動物と家族と獣医療スタッフを取り巻くあたたかい時間・・・日々の診療や立て続けのオンラインセミナーの疲れを包み込み、明日からのエネルギーにきっとなるはず。
今年もオンライン開催ですが、お時間が許せばぜひライブでお待ちしています。スペシャルゲストの小林先生はもちろん、お昼休みのマレーシア中継もお楽しみに!
▶髙橋 定喜(岐阜県:いけの動物病院 獣医師)
今回のテーマ「がん」は、ペットを病気ちゃんにしがちだと思います。
皆さんはすでに、ペットを病気ちゃんにしないという、グリーフケアの基本的な考え方をお持ちだと思います。それに加え、小林先生の緩和治療の講義を受けることで、ペットのハッピーライフのために必要な引き出しを、どんどん増やしていきましょう!
▶富永 良子(大阪府:nobita 動物看護師)
特にグリーフを抱えやすい「がん」と生きるペットと家族が笑顔で毎日を送るために、ありのままを受け止めてくれる存在は必要不可欠。すぐに答えが出せなくても、一緒に考え、その時の自分にできることを何かひとつ、見つけて寄り添えたらと思います。
今年のフォーラムもそんな何かがたくさん見つかるだろうなとワクワクしています。今年もよろしくお願いしま~す(^^♪
▶橋本 夏彦(滋賀県:草津犬猫病院 獣医師)
ペットからの目線を大切にした、人とペットのためのグリーフケアは、より豊かなペットライフの実現を通して、社会に貢献できるものと私は信じています。
皆さんとたくさん学んで、たくさん共感できることを、とても楽しみにしています。
▶林原 亮(神奈川県:はやしばら動物病院 獣医師)
動物と向き合う仕事をしていると、どうしても癌と向き合わなければいけない時があります。自身の時もそうでしたが、何故うちの子が?何が悪かったの?
そんな時に僕等が出来ること、付き合い方、まだまだ知らないこと、たくさんあるはずですね。今回も僕は泣くでしょう。そんな中で、また多くのことを皆様と一緒に学んでいき、日々の診療に活かしていきたいと思います。
▶山本 早紀子(神奈川県:はやしばら動物病院 動物看護師・トリマー)
私自身も愛犬を癌で亡くした経験があり、今現在、癌闘病中の愛犬もいるので、今回のテーマもとても興味深く泣く予感。
毎回、美奈子先生・発表者の方々の取り組み方やアイデアがとても参考になります。皆様と一緒に新しい発見を得て・引き出しが増え・最期までペットと飼い主さんのハッピーライフに寄り添えることを嬉しく思います。
▶阿部 じゅん(マレーシア:合同会社Always)
今年もzoom での開催ですが、特別ゲストをお呼びしてのセミナーや座談会も予定されており、盛り沢山です。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。