2024年 年頭のご挨拶
明けましておめでとうございます。
新年はまったく予想もしていなかった能登半島地震が起こり深い悲しみの始まりとなりました。
お正月という家族が集う最高に幸せな日が、震災によって一瞬に奪われる現実に言葉を失いました。津波の恐怖もどれほど大きかったかわかりません。
地震から 2週間経った今も、被災地はもちろん、日本全体が大グリーフで溢れています。
今日までマレーシアと日本を往復しながら動物医療グリーフケアがペットと家族の安全基地を守るために絶対必要な動物医療であることを伝えてきました。
でも、今日ほど強く切実に感じたことはありません。
私にできることは動物医療グリーフケアしかありません。
自然の脅威は人間には止めることはできない、いつどこで被災するかわからない今日。だからこそ、日本人そして日本で暮らす動物を守るためには、心に寄り添い、勇気を与えるグリーフケアは不可欠。
覚悟と勇気を持って、今年はペットと人が最大に求めている動物医療グリーフケアを日本全国の動物病院に浸透させるため力を尽くします。
時期を相談しながら、石川県、新潟県、富山県、福井県へ被災したペットと人へのグリーフケアに伺いたいと考えています。
《緊急アナウンス》
2月24日、25日に開催する第6回医療者対象動物医療グリーフケアフォーラムの参加会費(会場およびZoom)を被災地に在住、または故郷が能登半島地震地域(石川県、富山県、新潟県、福井県)の動物病院スタッフおよび、ペット関連の活動をしている方を無料にさせていただきます。
今は困難な状況のため参加が難しい方も多いと存じます。
後日、動画配信しますので落ち着いてから無理のないようにご視聴いただけましたら幸いです。
一人でも多くの医療関係者に参加していただきながら、その輪を被災地の支援につなげていきたいと思っています。
皆様のお力を貸してください。ご友人、お知り合いへの拡散をどうぞよろしくお願いいたします。
昨年、迎えた還暦は大きな節目。真剣に「今の自分自身ができること」に挑戦して参ります。
生まれ育った日本という国と、私を今日まで育ててくれた動物への尊敬と感謝を込めて。本年もどうぞよろしくお願いいたします。