色々な看取りの形(2)
愛するペットとの別れを体験たご家族からいただいたメッセージをご紹介します。
看取りとお仏壇
Oさん チャチャちゃん 柴 mix 14歳11ヶ月
チャチャが旅立ってから2年あまり。
1日も忘れることはない存在。
母犬と離れ極度の人間不信の状態だった仔犬のチャチャ。
なかなか自分に心を開いてくれない・・そんな難しさに直面しながらもゆっくり
時間をかけてチャチャに「安全な相手なんだよ」と「家族なのだ」と感じてほしい。
必ずわかってくれると信じ、まっすぐにチャチャに愛情を注いでいきました。
そして一緒に暮らした14年と11ヶ月。しっかりと絆が生まれたのです。
Oさんが悲しみや苦しさで心が痛いときいつもそばにいてくれたチャチャ。
この子がいるから私はがんばれる!勇気を持てる!そんな気持ちにしてくれたチャチャ。
出会いから別れまでずっとチャチャが中心だった生活。
そのチャチャを自宅で看取った後、その存在がいかに大きかったか…を
過酷なまでに知らされることとなったOさん。
悲しみだけではなく、不安、恐怖、後悔、自責、現実逃避、恋慕など
さまざまな気持ちが溢れだし、1人で苦痛の時間をお過ごしでした。
そのような時に、Oさんにお会いしました。
1年という時間をかけてゆっくり着実にチャチャの死に一緒に向き合ってきた今、
チャチャのいない「恐怖心」から、チャチャとの出会いに感謝し、
一緒に過ごしてきた日々やチャチャの存在が
これからも永遠に自分自身を支えてくれるのだという「勇気」に再び変わっています。
今年4月は3回忌を迎えました。
そんなとき、注文していたチャチャの仏壇が届きました。
亡くなってから2年間あまり、大好きなソファの上が、
チャチャ(遺骨)の居場所でしたが、今は仏壇の中に安置されています。
Oさんも心が落ち着かれたご様子で、仏壇を眺めていらっしゃいました。
きっとチャチャもこの居場所を気に入っていることでしょう。
愛犬との絆は永遠です。会いたいと願うのも自然なのです。
何年経ちましても「I miss you」の涙は消えなくて良いのです。
仏壇の前では安心してありのままの自分でいてください。
Oさんよりご厚意で写真を提供していただきましたので掲載いたします。
1日も忘れることはない存在。
母犬と離れ極度の人間不信の状態だった仔犬のチャチャ。
なかなか自分に心を開いてくれない・・そんな難しさに直面しながらもゆっくり
時間をかけてチャチャに「安全な相手なんだよ」と「家族なのだ」と感じてほしい。
必ずわかってくれると信じ、まっすぐにチャチャに愛情を注いでいきました。
そして一緒に暮らした14年と11ヶ月。しっかりと絆が生まれたのです。
Oさんが悲しみや苦しさで心が痛いときいつもそばにいてくれたチャチャ。
この子がいるから私はがんばれる!勇気を持てる!そんな気持ちにしてくれたチャチャ。
出会いから別れまでずっとチャチャが中心だった生活。
そのチャチャを自宅で看取った後、その存在がいかに大きかったか…を
過酷なまでに知らされることとなったOさん。
悲しみだけではなく、不安、恐怖、後悔、自責、現実逃避、恋慕など
さまざまな気持ちが溢れだし、1人で苦痛の時間をお過ごしでした。
そのような時に、Oさんにお会いしました。
1年という時間をかけてゆっくり着実にチャチャの死に一緒に向き合ってきた今、
チャチャのいない「恐怖心」から、チャチャとの出会いに感謝し、
一緒に過ごしてきた日々やチャチャの存在が
これからも永遠に自分自身を支えてくれるのだという「勇気」に再び変わっています。
今年4月は3回忌を迎えました。
そんなとき、注文していたチャチャの仏壇が届きました。
亡くなってから2年間あまり、大好きなソファの上が、
チャチャ(遺骨)の居場所でしたが、今は仏壇の中に安置されています。
Oさんも心が落ち着かれたご様子で、仏壇を眺めていらっしゃいました。
きっとチャチャもこの居場所を気に入っていることでしょう。
愛犬との絆は永遠です。会いたいと願うのも自然なのです。
何年経ちましても「I miss you」の涙は消えなくて良いのです。
仏壇の前では安心してありのままの自分でいてください。
Oさんよりご厚意で写真を提供していただきましたので掲載いたします。
愛犬のターミナル期と看取り
Tさん Luke ラブラドール(♂) 11歳9か月
先天性心疾患がわかったのはTさん宅に来て2週間後。
1歳の誕生日が迎えられるかどうか・・との宣告。
楽しみにしていた散歩もできない。
ご飯は処方食。病気の恐怖と闘う日々が続きました。
しかしながら何もわからず無邪気に明るく部屋の中を飛び回り遊ぶLuke。
「大きな室内犬だ!」とご夫婦の間にはまた特別な愛情の形が確実に出来上がっていきました。
毎日Lukeの健康状態を考えない日はなかった11年間。
その不安や心配から生じるストレスも知らず知らずのうちに大きくなり自分自身の心身の健康が崩れることも。そのような時は逆にLukeに支えられ癒され・・・
お子さんのいないご夫婦にとってLukeはしっかりお2人を結びつける存在。
晩年の闘病生活は心身ともに過酷な時間。そのような時、私はTさんに出会いました。
先天的な心臓の障害により10歳のLukeに危機的状況に襲われますがそのたびに生還。
その生命力、生き抜く姿にどれほど勇気をもらい励まされながらも、再発や苦しみを想像し心痛が深まります。
この先どのようにLukeと向き合っていけば良いのか・・・
なにが正しいのか・・混乱しわからなくなってしまう。
最初はとても怖かった「別れ」。
最期まで「幸せ」を存続するための「良い看取り」の提案がお2人の勇気に変わりました。
今まで高度治療を続けがんばってきてくれたLukeには、これからはストレスを最小限にしたい。
安心して過ごしてほしい。そして最期はHomeである我が家で・・・
薬を飲むのを嫌がるLukeに何か喜んでほしい。手作りごはんにチャレンジ。
うれしそうに付いてくる姿はTさんにとっても大きな喜びとなりました。
薬が入ってるとわかると全く食べようとしてくれない。
食べ物も楽しめなくなっちゃったらどうしよう・・・
薬も加減していきたいと思いました。
仕事の忙しいお母様に代わりお祖母様と過ごす時間が多かったTさんはあることを思い出しました。
「病気の時には葛湯」。
さっそく試したところLukeは大喜びで食べました。
バナナやカボチャなど葛湯のバージョンアップ。
お腹に優しいため戻したり下痢をすることが減りました。
また腰を考えると避けたいソファーだったけれど、一番安らぐ顔を見せる。
好きな時にその大好きな居場所に好きなだけいられるようにするには・・・
ご主人と思案して段差に工夫をしました。
Lukeは最期まで大好きな場所にいることができたのです。
Tさん夫妻はLukeが喜ぶことがなにか、Lukeが安心することはなにかを考えていただきました。
家族が誰よりも知っているのです。
そして最期はこの大好きなソファの上で本当に一瞬のうちに旅立ちました。
安心したお顔でまるで眠っているような姿で。
「良い看取り」は悲しみは避けられないけれど、しっかりと幸せ感を残してくれました。
Lukeが教えてくれた愛犬と生きるすばらしい時間。
「Luke、今まで本当にありがとう! あなたと出会えて幸せです。これからも永遠に」
1歳の誕生日が迎えられるかどうか・・との宣告。
楽しみにしていた散歩もできない。
ご飯は処方食。病気の恐怖と闘う日々が続きました。
しかしながら何もわからず無邪気に明るく部屋の中を飛び回り遊ぶLuke。
「大きな室内犬だ!」とご夫婦の間にはまた特別な愛情の形が確実に出来上がっていきました。
毎日Lukeの健康状態を考えない日はなかった11年間。
その不安や心配から生じるストレスも知らず知らずのうちに大きくなり自分自身の心身の健康が崩れることも。そのような時は逆にLukeに支えられ癒され・・・
お子さんのいないご夫婦にとってLukeはしっかりお2人を結びつける存在。
晩年の闘病生活は心身ともに過酷な時間。そのような時、私はTさんに出会いました。
先天的な心臓の障害により10歳のLukeに危機的状況に襲われますがそのたびに生還。
その生命力、生き抜く姿にどれほど勇気をもらい励まされながらも、再発や苦しみを想像し心痛が深まります。
この先どのようにLukeと向き合っていけば良いのか・・・
なにが正しいのか・・混乱しわからなくなってしまう。
最初はとても怖かった「別れ」。
最期まで「幸せ」を存続するための「良い看取り」の提案がお2人の勇気に変わりました。
今まで高度治療を続けがんばってきてくれたLukeには、これからはストレスを最小限にしたい。
安心して過ごしてほしい。そして最期はHomeである我が家で・・・
薬を飲むのを嫌がるLukeに何か喜んでほしい。手作りごはんにチャレンジ。
うれしそうに付いてくる姿はTさんにとっても大きな喜びとなりました。
薬が入ってるとわかると全く食べようとしてくれない。
食べ物も楽しめなくなっちゃったらどうしよう・・・
薬も加減していきたいと思いました。
仕事の忙しいお母様に代わりお祖母様と過ごす時間が多かったTさんはあることを思い出しました。
「病気の時には葛湯」。
さっそく試したところLukeは大喜びで食べました。
バナナやカボチャなど葛湯のバージョンアップ。
お腹に優しいため戻したり下痢をすることが減りました。
また腰を考えると避けたいソファーだったけれど、一番安らぐ顔を見せる。
好きな時にその大好きな居場所に好きなだけいられるようにするには・・・
ご主人と思案して段差に工夫をしました。
Lukeは最期まで大好きな場所にいることができたのです。
Tさん夫妻はLukeが喜ぶことがなにか、Lukeが安心することはなにかを考えていただきました。
家族が誰よりも知っているのです。
そして最期はこの大好きなソファの上で本当に一瞬のうちに旅立ちました。
安心したお顔でまるで眠っているような姿で。
「良い看取り」は悲しみは避けられないけれど、しっかりと幸せ感を残してくれました。
Lukeが教えてくれた愛犬と生きるすばらしい時間。
「Luke、今まで本当にありがとう! あなたと出会えて幸せです。これからも永遠に」