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グリーフケアを受けられたご家族のご紹介〜仙台編(2)

愛するペットとのターミナル期、そして看取りをなされたご家族ののご紹介です。

幸せな最後の看取り

Sさん リンちゃん テリアmix 17歳 女の子 

私が仙台でりんちゃんとSさんに出会ったのは昨年11月。
17歳のりんちゃんは日中入院して点滴を続ける日々でした。

Sさんからお気持ちを伺いました。
 「りんちゃんは我が家のアイドル。
 今までいっぱい私たちを楽しませてくれたコなんです。
 震災のあと、どれほど救われたかわかりません。
 今の生活はりんちゃんにとって幸せなのかな・・・って最近考えてしまうのです。」

「私たちのために毎日の通院をがんばらせているのかなって」

「薬や処方食を嫌がるけど食べてほしいし・・・」

りんちゃんが大好きだから、それゆえに溢れてくるさまざまな思いで絡みあいます。

もっと一緒にいたい…だから治療しなくては。
でもそれはりんちゃんにとって苦痛な時間を伸ばすことになるのかもしれない・・
というような心の葛藤によって出口がなくなるのです。

残された寿命は誰にもわからないけれど、大切にしたいのはリンちゃんの最期までの時間。
「今」なのです。

リンちゃんがSさんと出会い過ごしてきた17年間はお互いにとっても幸せな時間でしたね。
動物は自分の病気はわからないけれど寿命を迎える日までまっすぐ生き抜きます。
お家の中はリンちゃんにとって今までと変わらない
安全なhomeであり続けることが一番大切なこと。
家族の笑顔が大好きなのです。
幸せな最期の時間作りは、ご家族にしかできない、リンちゃんへのプレゼントになるでしょう。

リンちゃんの願いをいっぱい叶えていきましょうね!
お話をしている間、リンちゃんは安心した笑顔を見せてくれました。


11月のリンちゃん
その後2か月間、
Sさんはご家族と一緒にたくさんの笑顔をりんちゃんに見せて最期を看取りました。

良い看取りをありがとうございました。
リンちゃんは今もきっとご家族のそばで笑っていますよ。

<Sさんのメールより>
  「昨年11月22日に倒れてから亡くなるまでの約2ヶ月間は
  辛い時間ではありましたが、
  りんちゃんとさよならする心の準備をしながら過ごすことができた
  かけがえのない貴重な時間だったのだと、今は思えるようになっています。
  苦しまずに静かに眠るように旅立ったこと
  アセンズの先生方、スタッフのみなさんにきちんとお礼を言えて、
  きちんとお別れできたこと
  りんちゃんにとっても、私たち家族にとっても
  本当に、自慢できるくらい幸せな最期だったと思います

  あのとき阿部先生に出会えていなければ、
  恐らくこんな穏やかな気持ちにはなれませんでした。

  阿部先生に、りんちゃんからのメッセージを伝えてもらえたような気がしています。
  本当にありがとうございました。」

リンちゃん最期のごあいさつ