獣医師・動物医療 グリーフ ケア アドバイサー 阿部美奈子先生のペットロス・ペットライフ・サポート




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色々な看取りの形(3)

愛するペットとの別れを体験されたご家族からいただいたメッセージをご紹介します。

闘病と看取り

Kさん ボクちゃん ダックス mix 17歳11ヶ月 

ボクちゃんはKさん夫妻の息子のような存在。
18歳の誕生日を迎える2週間前に寿命を全うしました。

出会ってからボクちゃんにはいっぱい癒され、
ママの心が疲れ切っていたころ、どれほど支えられたかわからないとお聞きしました。

ボクちゃんは腎不全のため、通常は週1~2回定期的に通院することで
いつもどおりの日常を送っていました。

亡くなる数か月前に口の中に腫瘍が見つかり、切除するかどうか迷いました。
Kさんが内科的な治療を選ばれたのは・・・
ボクちゃんの病院嫌いの性格や高齢であることを大事に思ったゆえの決断でした。

ボクちゃんは大変男らしい性格で、最期まで意思表示をはっきりとママに伝えてくるのです。
病態は進行していく中で、Kさんはできるだけボクちゃんには嫌なことは最小限にして
安心して大好きなhomeで過ごせるよう、ボクちゃんの前では優しい表情でがんばりました。

最期が近づき、重なる吐き気を止めることは難しい中、
痛みや苦しみは取ってあげたい・・・
その思いでお薬を使い夜は眠れるようにできました。

ボクちゃんは自分のエネルギーをすべて使い果たすまで
Kさんにその姿を見せ、男らしく生き抜きました。



<Kさんからのメールより>
  「診察を終えて帰って来たらまた吐きました。
  安定剤を使うのもいいですよ。と言われ
  早速、坐薬をいれたらやっと眠ってくれました。
  それでも最初はクーンクーンと鳴いていましたが
  時間が経つにつれて静かに眠ってくれています。
  途中一回吐きそうになりましたが出る物もないようです。

  今日は安楽死のお話も出たのですが決断する勇気もありません。

  ボクには「そんなに頑張らなくてもいいんだよ。」って言っていますが
  これ以上、つらい毎日を送らせるのは可哀想という気持ちもあります。

  最後まで吐き気との戦いでしたが、今日午前1時にボクは旅立って行きました。
  私がペットロスにならないよう、ボクも頑張ってくれたのだと思っています。
  この3日間寝ずの看病をさせてくれて、
  「もう、このくらいでいいでしょ?」って言ってるようでした。
  私も夕べは抱っこしながら「お迎えに来て下さい。」って神様にお祈りしてました。
  阿部先生のアドバイスがなかったら、こんなに冷静な気持ちで居られなかったと思ってます。」